日本も今やすでに高齢化社会に投入。
それは他の国も同じ。
私は普段、デイケアと併設している整形外科で仕事をしているので、毎日介護を必要とする方々と会います。
今回は、私が週末日本語教師をしている台湾の生徒さんから聞いた、リアルな台湾の介護事情を書いています。
これを読むことで、台湾の介護事情が分かり、日本との違いが分かります。
台湾ももちろん日本と同じ高齢化社会。
台湾の人口は、2千万人。
そのうち要介護者は、70万人ほど。
台湾も日本同様、高齢化社会で介護問題は、現役世代にとっても大きな問題になっています。
介護問題は、どこの国でもあるけど、台湾はどんな形で介護をするんでしょうか。
日本では、デイサービスやデイケア、高齢者の入所型施設などが増えてきました。
台湾でも、介護の問題は常に存在していますが、日本とは少し介護事情が違うようです。
台湾の高齢者は、老人ホームを断固拒否する人が多いって本当!?
日本では要介護状態になると、通所型のデイサービスや宿泊型の施設などに入所する方も多いです。
介護の進行を防ぐため、運動したり、理学療法士に体の運動機能を診てもらったりします。
台湾の高齢者は、日本とは違い、老人ホームに入ることを嫌う傾向が強いようです。
老人ホームより自宅介護の台湾。
台湾は、”親を老人ホームに入れること=親不孝である”という社会的な文化があるので、家庭での介護が必要になってくるとのこと。
老人ホームに入るより、家族と一緒に過ごしたいという気持ちが強いんですね。
日本では、子供に迷惑かけないように仕方なく老人ホームに入る高齢者もいますが。
しっかり親の面倒をみないといけない意識は、台湾の方が日本よりも強いのが分かります。
共働きが多い台湾では、外国人労働者に介護をしてもらう。
台湾も共働き家庭が多く、介護のために仕事を辞めるということはあまりないようです。
代わりに外国人労働者に在宅で、親の介護を診てもらうというのが一般的。
やっぱり自分の自宅で過ごしたい気持ちは、どの国でも同じですね。
台湾の人によると、外国人労働者の国籍は、インドネシアやベトナム人が多いんだとか。
台湾の高齢者は、しっかり家庭のために、頑張らないと老人ホーム行き!?
日本でも親と不仲だったりするとやっぱり子供だって、親の介護とか絶対面倒みたくないですよね。
台湾の人に実際のリアル介護事情を聞いたところ…
「しっかり生活を支えて、家庭のために頑張って来なかった祖父は、やっぱり子供も面倒みるのは嫌なので、老人ホーム行きになった」とのこと。
私の勝手なイメージですが、台湾で老人ホームに入るととても寂しい老後になりそうです。家族から見放されたような…
まとめ。
台湾の介護事情は…
そうなると台湾では、老人ホームに入れらないように、家族のために日頃から頑張る意識は強くなるのではないでしょうか。
でもその意識が、幸せな家庭を築く秘訣にも繋がることは、間違いないでしょう。
日本よりも自分の親族、家族との絆は、深いですね。
日本は核家族化が進んでいて、昭和時代とは違い、寂しくなっている社会になりつつあります。
台湾は家族の絆が強く、温かい国だということが、分かりました。
他の国の介護事情を知ることで、自分の家族の介護を考えるきっかけになればと思います。
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