突然ですが、台湾は何語を話すイメージを持っていますか。
台湾は、「中国語?台湾語?公用語はどっちなんだろう?」って、私はあまりよく分かっていませんでした。
私も【中国語】を勉強した当初は、台湾の公用語は、【中国語】だとずっと思い込んでいました。
そもそも【台湾華語】自体を、理解していなかったんです。
なかなか不透明で分かりずらい、台湾の言語事情。
今回は【台湾華語】と【中国語】が、台湾ではどう使用されているのかを、記事にしています。
【中国語】や【台湾華語】を勉強する上で、とても大切な知識になりますので参考にしてください。
【台湾華語】って、台湾の公用語?

Taiwanese man writing Chinese calligraphy. Chinese calligraphy is a form of aesthetically pleasing writing. Chinese characters can be retraced to 4000 BC signs.
台湾の”公用語”は、【台湾華語】
台湾は日本から近い国、特に沖縄に住んでいる私のところからだと、飛行機で40分ほどで到着しちゃうぐらい近いんです。
台湾タピオカの流行などもあり、今日本からの旅行客が、人気急上昇⤴の国。
だけど以外にも、台湾では、「何語が話されているのか?」などの情報はなかなか、あやふやな印象を持っている人が多いのが現状。
私も中国語を学んでいなければ、分からなかったことでした。

【台湾華語】が公用語ですが、中国語も普通に通じます。
基本的には【台湾華語】と【中国語】は似ている言語なので、方言みたいな違いであると、私の日本語養成学校の東大卒の講師が言っていました。
台湾の公用語は【台湾華語】だけど【中国語】との違いは?

Blackboard and flag of Taiwan
【台湾華語】と【中国語】の一番大きな違いは”文字”です。
★台湾華語→”繁体字”
★中国語→”簡体字”
発音・イントネーション(声調)の種類も、【中国語】は4つに対して、【台湾華語】はなんと8つ。
【中国語】と【台湾華語】文法はほぼ同じですが、発音にはかなりの違いがあります。
中国が台湾を統治してからは、【中国語】も普通話として使用されていますが、現在の台湾で一番使われているのは、【台湾華語】になります。
台湾の義務教育でも【台湾華語】が使われていますので、台湾でコミュニケーションがとりたいなら【台湾華語】を学ぶのがいいでしょう。
台湾は、公用語が【台湾華語】ですが、【中国語】も普通に通じます。
私の日本語の授業は台湾の方がかなり多くいます。
日本語が分からない時に、少し【中国語】で質問を受けるときがありますが、【台湾華語】で話しされたことは一度もありません。

公用語は【台湾華語】なのですが、普通に【中国語】で話してきています。
台湾人同士で話すときには、普通に【台湾華語】で話すと言っていました。
【台湾華語】のベースは【中国語】、だから【中国語】をしっかり学んでいれば、台湾でも全然通じます。
【中国語】はHSK試験・【台湾華語】はTOCFL(台湾華語検定)がある。

Scenic view of Fo Guang Shan Buddha memorial center Kaohsiung Taiwan
★TOCFL→台湾で話されている繫体字の試験。
でも試験の認知度はまだまだ低く、台湾に留学予定とか、台湾に仕事でいく人たちが【台湾華語】の能力を確認するために、受験することが多い試験になります。
日本での認知度はあまりないので、中には「え?こんな試験あったんだ!」っていう方も。
TOCFLは、台湾政府が認定している【台湾華語】の能力検定試験。
「台湾が大好き」という方は、【中国語】じゃなく【台湾華語】を学ぶのも、ありかなと思います。

日本語とも同じ共通の繁体字もありますので、日本人には勉強しやすい言語です。
【中国語】と【台湾華語】の違いを分かりやすく解説した動画で見てみよう。
【中国語】と【台湾華語】の発音や、文字の違いが分かります↓台湾を知ろう。
参考動画
どうですか。
【中国語】と【台湾華語】かなり表現が違うのが分かったのではないでしょうか。
文字と発音で、これだけの違いがあるんです。
【台湾華語】と【中国語】学ぶならどっち?
台湾の人口は、2400万人。
そのうち【台湾華語】を話す人口は全体の70㌫。
【中国語】は、台湾でも標準漢語として通じますし、【中国語】を話す人口は中国本土も含めて13億人。
台湾に移住したり、仕事で深く台湾と今後関わっていく場合は【台湾華語】を学ぶのも良いでしょう。

しかし人生の長いスパンで、言語習得を考えたら【中国語】の方が個人的には良いと考えています。
まとめ
台湾の言語事情が理解できたのではないでしょうか。
台湾は、中国の影響を受け、その話されている言語にも影響があるという認識をしていた方が良いでしょう。
★台湾の公用語は【台湾華語】
★【中国語】も標準漢語として学んでいるので、普通に通じる。
台湾オンリーで仕事や旅行、移住などお考えの方は【台湾華語】を習得した方が絶対おすすめ。
ただ【台湾華語】の話す人口率は、台湾のおよそ75%・約1630万人程度。
中国語は13億人以上。
どちらを選ぶかは、置かれている環境によるのではないでしょうか。
★関連リンク↓
台湾人は日本語がうまい人多く、日本語を勉強する生徒の数も多いワケ
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