日本語にも言葉の使い分けがあるように、中国語にも言葉の使い分けがあります。
使う場面を間違えてしまうと、相手に不快な思いをさせてしまう場合も。
中国と日本は、文化や考え方が全く違うので、ぜひ中国語を学びながら中国の文化なども勉強していきましょう。
今回の記事では、中国での旅立ちの言葉の使い分けについて書いています。
ぜひ間違って使ってしまう前に、理解しておきましょう。
中国語の旅立ちの言葉、さまざまなフレーズ集。
路上安全 | lùshàn ānquán | 道中ご無事で。 |
旅途愉快 | lǚtú yúkuài | 良いご旅行を。 |
路上小心 | lùshàng xiǎoxīn | 道中、気を付けてね。 |
慢走 | màn zǒu | 気を付けて。 |
走好 | zǒu hǎo | お気をつけて。(別れの時) |
注意安全走好 | zhùyì ānquán zǒu hǎo | (安全に)気を付けて。 |
祝你一路顺风 | zhù nǐ yílù shùnfēng | 旅のご無事をお祈りします。 |
祝你一路平安 | zhù nǐ yílù píngān | 旅のご無事を。 |
こんな感じで、中国語の旅立ちの言葉は色々あります。
友人が旅立つの時などに、声をかけてあげられます。
中には、使う時に注意が必要な言葉もありますので、しっかり理解しておくことが大切になります。
「祝您一路顺风」は、使う場面に注意が必要。
「祝您一路顺风」の顺风は→ 風に向かう・追い風という意味があります。
なので…
飛行機で旅に行く人に、「祝您一路顺风」を使うのはタブー✖。
なぜかというと…飛行機の最適な風向きは向かい風だから。
追い風を表す「顺风」は反対の意味になるので、使うことは避けた方が良いです。
中国人の中には、気にする人はとても気にする言葉なので、使い分けをしっかり覚えておきましょう。
どんな時なら「祝您一路顺风」使えるの。
「祝您一路顺风」の意味は、「ずっと順風が吹いてうまく行きますように」の意味。
人を送る時の祝福の言葉で、ちゃんと願いがこもった言葉です。
飛行機で出かける人以外には、使えます。
飛行機で旅に行く人には、祝您一路平安をよく使います。
「走好」を使う場面。
「走好」は良い方向に向かうの意味。
会社の業績が、好調で良くなる時にも使います。
無事を祈る時に用いることも多いのですが、亡くなった人へのお別れでも使います。
まとめ。
中国語で、旅立ちの言葉は色々あります。
中国の旅立ちの言葉には、日本にはない考え方があったり、使ってはいけないような場面が存在します。
★「祝您一路顺风」は、飛行機で旅立つ人には使えない。
★飛行機で旅立つ人以外に「祝您一路顺风」の言葉を使う。
★「祝您一路顺风」の意味は、「ずっと順風が吹いて上手く行きますように」
「顺风」は、追い風の意味になるので、
飛行機が離着陸の時、最善なのは向かい風、逆の意味を持つ「顺风」は使えないということをしっかり覚えておきましょう。
言葉の真意などは、中国人に聞かないと分からないようなものが、たくさんあります。
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