突然ですが…
「あなたは毎日お風呂に入りますか」
「それとも、週に1度ですか」
「え?お風呂って毎日入るものじゃないの?」
日本人の90㌫の人が、毎日お風呂に入ると答えるのではないでしょうか。
私も、毎日お風呂に入ります。
私は普段日本語教師をしているのですが、外国人との授業で色々な話題を話す機会がたくさんあります。
この間、外国人の生徒さんと日本語の授業で「お風呂の入り方」について話題になりました。
外国人と私達日本人との、お風呂に入る感覚の違いが驚きだったので、私の海外滞在時のお風呂体験も交えて記事にまとめてみました。
日本とは違う、外国人のお風呂の入り方が分かりますので、外国人のことを理解したい方はぜひ読んでください。
外国人がお風呂に入るのは、週に1度って本当なの。
外国人の方は、毎日お風呂に入るという概念があまりありません。
毎日お風呂に入る習慣がある日本人には、驚きです。
私の日本語の生徒さんは、
シンガポール・ベトナム・中国・アメリカ・台湾などが主となっています。
彼らは日本人のように湯舟に浸かるということが、まずほとんどありません。
お風呂にちゃんと入るのは、週に1度だけというのが一般的です。
地域によっても違いますが、シャワーだけで済ますという国も多いです。
日本人にとってお風呂に入るのは、湯舟に浸かることのイメージが強いですが、海外でのお風呂の認識は、日本とはかなり異なります。
概念が日本と違うので、知っておくと外国人のお風呂の感覚が理解出来ます。
日本にはない感覚として、外国人には香水やフレグランスで、体臭を防ぐことでお風呂を入らないでいられるという視点もあります。
私は沖縄在住なのですが、沖縄の人もどちらかと言うとあまり湯舟に入らず、シャワーで入ることの方が多いです。
なぜなら、比較的温暖な沖縄では…
★お湯をためるのが面倒。
★湯舟に浸かる習慣が、そもそもあまりない。
★水道代が勿体ない。
★極寒な気候ではないので、シャワーで十分という視点。
国でも大きな違いはありますが、住んでいる場所によってもお風呂の感覚には違いがあります。
外国人のお風呂に入る頻度は、どのくらいなの。
私の日本語の生徒さんの中で、一番多かったのが。
↓
↓
★ちゃんとバスタブに浸かって、体を洗うのは週に1度。
★2、3日に一度、軽くシャワーを浴びるだけ。
外国人がなぜお風呂に入る頻度が少ないのか。
↓
↓
★バズタブに入る時は人と同じお湯は使わないから、水道代が高くなってしまう。
★水道代が高いため、そんなに頻繁には入れない。
バスタブのお湯は、家族でもお湯を交換しないと汚いと感じるそうですよ。
日本では追い焚き機能まであるお風呂もあって、家族では同じお湯を使う家庭も多いはず。
日本人とはお風呂に対する感覚が違うのが、ホント面白いですよね。
国によって、お風呂事情は違う。
私がスペインに滞在していた時、シャワーを浴びた時のこと。
シャワーで髪がパサパサになり、ビックリしたことがありました。
そうなんです。
★国や地域によって、軟水だったり、硬水だったりで全然水質が違うこと。
スペインは硬水のため、髪がパサつきやすかったのが後になって分かりました。
日本の水道水は、WHOでも軟水に区分されています。
また乾燥地域のため、スペインでは水は貴重な資源という認識があります。
国や地域によって、湯舟に浸かれない環境に置かれていることを理解しておきましょう。
「日本人のお風呂の入り方変だ」と思ってる外国人たち。
シンガポールAさん「日本人は、お風呂に入り過ぎると肌がかぶれるのになんで毎日お風呂に入るのか」
中国Tさん「人と同じお湯を使うなんて、汚いと思う」
アメリカKさん「そんなにお風呂に入らなくても、自分の好きな香りの香水をつけると良い香りでいられるし、不潔でもない」
という意見が、多々日本語の授業の時に聞かれました。
外国人には外国人で、日本のお風呂の入り方が変と思っているようですよ。
国が違えば、お風呂文化にも違いが出てきて面白いですね。
さいごに。
今回は日本人とは違う、外国人のお風呂の入り方の紹介しました。
要点まとめ↓
★ちゃんとお風呂に入って体を洗うのは、週に1度。
★2,3日に1度、軽くシャワーを浴びる。
★水が貴重な地域では、シャワーしか浴びれないという事情がある。
というのが、外国人の基本的なお風呂の考え方でした。
外国の映画を観ていても、あまり体をゴシゴシと洗っているシーンを見たことがありません。
お風呂に入る感覚が、日本人とは違います。
外国人と私達日本人との、お風呂の入り方の違いをお話ししました。
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