日本語教師って、日本語を教えるだけ…ではありません。
日本とは違う異文化、国際交流に興味がなければ成り立ちません。
突然ですが「トランスジェンダー」という言葉、一度は耳にしたことがあると思います。
しかし日本では、残念ながら「トランスジェンダー」という視点はあまり定着していません。
日本でずっと暮らしていると、異文化が理解出来ず、時に固定観念で考えてしまうことがあります。
今回は、日本語教師の授業での面白い体験を記事にしています。
この体験は、日本語教師ならではの体験ではないかと思います。
面白い異文化を、感じた私の体験です。
異文化に興味がある方は、ぜひ読んでください(^^)/
「トランスジェンダー」って何。
トランスジェンダーとは…
生まれた時の性別が、実際の自分の性と異なる人のこと。
「自分が、どのように自分の性を認識しているか」ということが、本当の性と不一致。
私は近くに、トランスジェンダーがいないので、言葉では理解していても、ちゃんとした認識を持っていませんでした。
日本語教師の授業で、体験したトランスジェンダーの視点。
私の日本語の授業で、タイ人の20代男性が自己紹介をしてくれました。
彼は、日本語中級レベルの学生。
彼の自己紹介の中で、気になる表現が一つありました。
「私のお父さんは女で、お母さんは男です。」
お父さんは男、お母さんは女だから、日本語間違えている…
教えなくては…
外国人だから、日本語の表現方法が分からず、話しているのだと思ってました。
この学生に「お父さん=男、お母さん=女」だから、あえて自己紹介で言う必要がないと教えました。
固定観念は、知らず知らずのうちに持ってしまっています
そのタイ人の生徒さんは…
「お父さんが女のこともある」
「なんで女がお母さんと、決まっているのか」
彼の説明を聞くと、日本文化にはない異文化の視点が見えました。
「タイには、トランスジェンダーの視点が当たり前」「日本がおかしい」と彼が言った時…
文化や、考え方の違いの大きさを痛感した面白い出来事でした。
今からもっと「母親は男」のようなことも、当たり前の時代になってきます。
★日本語教師には、異文化に理解があることが大切だということを逆に、生徒さんから教えてもらいました。
まとめ。
★日本語教師は、日本語を教えるだけが仕事じゃない。
★日本語教師は、異文化をしっかり理解することがとても大切。
日本語教師は、本当に自分も成長できる面白い仕事です。
日本語を教えながら想定外の視点や、考え方が学べる最高の仕事になると実感しました。
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