日本には国家資格や民間資格など、実に1,000種類の資格があります。
「この資格を持っていると、履歴書に書けます」などのキャッチフレーズで、資格が所得出来る講座が多種多様に存在します。
私も現在は、日本語教師の資格と、HSK中国語の資格を持っています。
日本で仕事をする場合は、資格持っていると就職に強い場合が多いですが、台湾での資格に対する認識は全く違います。
台湾・中国では、資格よりも実践力を優先。
台湾・中国の企業で採用される場合、資格や大卒かよりも重要な要素があります。
それは、実践力。
履歴書の資格に、HSK6級と記載していても、ネイティブ並みに中国語話せない人も多いので、採用基準にはしていないとのこと。
日本語の生徒さんに、台湾の社長さんがいるのですが、資格は需要ではないと言っていました。
★日本人を採用する際の基準は、資格よりもどのくらいコミュニケーションや実践力があるかどうか。
★一旦、採用されたら、学歴や資格は関係ない。
★日本よりも中国・台湾は、資格に対する信頼度は低い。
HSK6級という資格よりも、どのくらい中国語でネイティブの会話が出来るかの方が重要ということです。
もちろんHSK6級を取得して、中国語がネイティブ級であることに越したことはありません。
実践力で勝ち取った、日系企業に就職した中国人の話。
私の友人で、中国人の40代後半の男性がいます。
彼は日系企業での転職を希望していました。
日系企業ということで、履歴書の書き方の添削を私が行いました。
日本語検定を一度も受けたこともなく、何の資格も持っていません。
しか~し、彼は、日本語が超ネイティブ級。
即、靴を製造している日系企業での採用が決まりました。
20代大卒で、日本語検定N1を取得している若者を落としての採用でした。
20代の子が不採用になった理由が、日本語検定N1級は持っているものの、日本語が流暢話せるレベルではなかったとのこと。
いかに実践力を見ているのか、というのが分かります。
さいごに。
★日本が資格を重視しすぎることに対して、中国・台湾では資格よりも実践力が重視されている。
★中国・台湾では、資格に対する信頼度はそんなに高くない。
★日系企業でも現地採用時には、日本語の率先力が求められる。
日本留学の際には、日本語検定N1級だと優遇されます。
もし何かしらの資格を取得するのであれば、資格と同等の実践力を身に付けることが大切。
専門職など、取らなければその仕事が出来ないなどでない限り、資格よりも実践力重視だということ。
中国語や英語など、語学などはまさに、それにあたります。
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