私は、日本語教師をしています。
台湾人・中国人・アメリカ人・韓国人、他色々な国の人に日本語を教えています。
最近は、韓国人の方の授業リクエストが、増えてきています。
ほとんどの韓国の生徒さんは、
日本が大好きな人か、日本人と仕事をしている生徒さんです。
韓国の生徒さんに日本語の授業をしていて、共通する日本語の苦手な発音に気付きました。
今回の記事は、
日本語教師をしていて気付いた、韓国人が苦手とする日本語の発音についてです。
この記事を読むことで、韓国人の苦手な日本語の発音が分かります。
韓国人と会話をする時の理解に役立つのと、何を伝えようとしているのかが分かるようになりますので、
韓国に興味のある方や、韓国人と友達になりたい方はぜひ参考に。
韓国人が苦手な日本語の発音は「さ行・ざ行・た行」
日本語の授業をしていて、
韓国人の生徒さんに、共通する苦手な発音が以下の通りです。
★さしすせそ
★ざじずぜぞ
★たちつてと
この「さ行・ざ行・た行」は、韓国の方に共通してる苦手な発音になります。
例えば、
実際の日本語の授業で韓国人が言いたくても、
発音が難しくてなかなか言えずに、苦戦していた日本語がこちら↓
★少し ⇒ しゅこし✖
★家族 ⇒ かじょく✖
★ずーっと ⇒ じゅーっと✖
など。
日本語はかなり流暢に話せる韓国人が多い中で、
それでもこの「さ行・ざ行・た行」だけは言えなかったりします。
韓国人にだけ見られる、日本語の発音の癖です。
韓国語にはそもそも「ざ行」がない。
韓国語には、日本語の「ざ行」の発音が存在しません。
「ざ行」を韓国語で発音すると、
「じゃ・じ・じゅ・じぇ・じょ」
になってしまいます。
これは韓国人にとって日本語を勉強する上で、かなり苦戦する発音です。
ある韓国人の生徒さんは、発音のせいで日本語をやめたくなって、イライラすると言っていました。
この「ざ行」は、逆に台湾人や中国人には発音の苦手さはありません。
私の生徒さんの中で、
韓国人の生徒さんにだけ見られる、日本語の苦手とする発音です。
「つ」の音も言えないし、聞こえない韓国人。
もう1つ、韓国人が苦手な日本語の音として「つ」があります。
韓国人は「つ」が「ちゅ」に聞こえているんです。
「ちゅかれました」と日本語授業で、言われたことがありました。
「疲れました」と言いたかった韓国の生徒さん
ざ行同様、た行特に「つ」も韓国語にはない発音。
★語学を学ぶ人は、自分の母国語にない発音を習得するのには苦労します。
私は中国語勉強中ですが、日本語にない中国語の発音はかなり難しいです。
日本語の長音の間違いも多い、韓国人。
日本語での濁音が苦手な韓国人も多いのですが、
意外にも簡単そうな長音も実は苦手な人がたくさんいるんです。
例えば、
★旅行 ⇒ りょこ✖ りょこうこ✖
★学校 ⇒ がっこ✖
★大きい ⇒ おきい✖
★合格 ⇒ ごかく✖
私達日本人からすると何でもない発音ですが、韓国人の方からするととても難しいそう。
音を伸ばす、同じ音の連続などになってくると、発音が出来なくなる日本語中級者の方がいらっしゃいました。
まとめ。
今日は日本語教師をしている私がみた、
韓国人の生徒さんの苦手な日本語の発音を記事にしてみました。
韓国に興味がある方や、韓国人と友達になりたい方は参考にしてください。
★韓国人は「さ行・ざ行・た行」の発音が苦手。
★韓国人は、長音も苦手。
★韓国語の「ざ行」は「じゃ・じ・じゅ・じぇ・じょ」
韓国人が苦手な日本語の発音、お分かりいただけたでしょうか。
もし韓国人の方と日本語で話す機会があったら、
どうしても「じゃ」や「じゅ」が出てくるかもしれません。
でも他の発音には特に問題はありませんので、
そこだけ理解しておけば、何を言おうとしているかはすぐ分かるかと思います。
もし余裕があれば「さ行・ざ行・た行」を教えてあげてもと思いますが、
日本語が母語の私たちは、無意識に発音が出来るため、日本語の発音について教えるのは難しいところがあります。
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