最近、日本語授業でよく外国人からお願いされるのが、オノマトペの授業。
オノマトペとは、音や声、物事の状態や動き、気持ちなどを音で表現することを言います。
「先生、オノマトペの授業をお願いします」という授業リクエストが多いんです。
日本語能力検定1級を持っている外国人の生徒さんでも、オノマトペは、理解するのが難しいというものもありました。
この記事は、外国人が知っておきたいオノマトペと、なぜオノマトペを外国人が勉強したいのかを書いています。
外国人と話す時に、オノマトペを使うことでネタになります。
オノマトペを勉強したい外国人の方は多いので、ぜひ外国人と関わる方は知っておきましょう。
外国人が、オノマトペを勉強したい理由。
日本語教師をしていると、外国人の生徒さんは「こんな日本語を学びたいんだ」と自分が学びたい日本語をリクエストしてきます。
特に最近、オノマトペの授業をよくお願いされることがあります。
「どうしてオノマトペを勉強したいのですか」と聞くと…
「より日本人の日本語に近づくために」という生徒さんが、ほとんどでした。
日本人の日本語には、自然とオノマトペがたくさん入っています。
外国人がいう「絶対覚えておきたい!」オノマトペ表現。
これは日常的に、日本人もよく使用するオノマトペで、外国人が覚えたい要望が多かったものになります↓
お腹がペコペコ・腹ペコ。 | 肌が乾燥して、カピカピになった。 |
頭がズキズキする。 | 胸がムカムカする。 |
雨がザーザー降っている。 | このシールはピタピタ貼れます・ピタっと貼れます。 |
お肌がしっとりしています。 | お肌がもっちりしています。 |
髪がサラサラしています。 | お腹がキリキリして痛い。 |
赤ちゃんが、よちよち歩きます。 | おじいちゃんが、よたよた歩いています。 |
水を、がぶがぶ飲む。 | 雨がポタポタ降ってきた。雨がシトシト降っている。 |
傷口が、ヒリヒリして痛い。 | めまいがして、ふらふらする・ふらっとした。 |
ニヤニヤ笑う。 | イライラして、怒りっぽい。 |
特に女性の生徒さんに、オノマトペを聞かれることが多いです。
私が教えて一番難しかったオノマトペは「よちよち」と「よたよた」
「赤ちゃんは、よちよち歩くなのに、年寄りは、よたよたですか?」
「赤ちゃんは、スヤスヤ眠るでOKだけど、年寄りはスヤスヤは使ってはダメですか?」
オノマトペを使う一番の理由は、その物事や状態をイメージしやすいから。
オノマトペを教える時は、イメージ画像も一緒に教えるとより伝わりやすい。
病院では、85㌫の患者さんが、オノマトペ表現を使っている。
病院では患者さんも、自分の症状についてオノマトペを使いながら、具体的に医師に理解してもらおうとしています。
75㌫の患者さんは、「医師や看護師に上手く痛みが伝えられなかった」と回答しています。
しかしオノマトペ表現を使った患者さんは、85㌫が、医師や看護師に自分の症状が伝わったと話しています。
オノマトペ表現の凄さが、分かりますよね。
まとめ
★外国人がオノマトペを勉強したい理由→より日本人の日本語に近づきたい。
★オノマトペは、病院でも必須の表現方法。
外国人には、日本人が日常会話の中でよく使うオノマトペ表現を学べば、「よりネイティブな日本語を話せるようになる」という認識が強いです。
オノマトペ表現の授業は、通常の日本語授業よりも外国人の方には、楽しいようです。
外国人と話す時などに、オノマトペ表現を使ってみるのも、面白いのではないでしょうか。
外国人の方もオノマトペの勉強になりますし、日本人の私達も、ネタとして提供してあげると楽しく会話が弾みます。
★関連リンク↓
外国人の女性から見た日本人男性は、評価が低いって本当ですか。
コメント