中国人と食事に行ったことありますか。
日本と中国とでは、文化の違いが大きくて、日本人の私達からすると普通のことでも、中国人からすると、変だと思われることが多々あります。
食事のマナーには特に、大きな違いがあり、日本人の食事のマナーの感覚でいると、中国人は不快に思ってしまうことも。
今回は、中国人と食事に行った時の気を付けた方が良い、中国ならではのマナーを紹介します。
中国人の方と付き合いがある方や、これから中国人と仕事しないといけない方。
この記事を読むと、中国人と食事に行く時のマナーで、気を付けた方が良いことが分かります。
中国は人口が多すぎて、あまり他人にかまってられない。
★中国人と食事をする時、あまり親しくない人は誘わないこと。
中国の人口は、現在14億人。
それに対して日本は→1億2千万人。
国の大きさからしても、全然スケール違いますよね。
以前テレビで、中国で車道を歩いている女の子が、誰からも声をかけることなく、危ない道路を一人でふらふら歩いている映像を見ました。
私も、中国人は冷たいって思っていたのですが。
中国では、他人に声をかけることで、逆に詐欺にあったりする場合があるため、警戒心が強くなるところがあります。
人口も多い分、日本とは、習慣と考え方が全く違います。
日本の10倍の人口ですから、当然といえば当然なのかもしれません。
中国人の考え方として「他人を気にする暇があったら、自分の家族を大切にしよう」というものがあります。
食事をする時も、中国人はこの考え方を根本的に持っています。
中国人は食事をする時、本当に親しい人しか呼ばない。
★中国人にとっての食事は、種類が豊富であることが大前提。
なぜなら考え方として…
「たくさんの種類の中華料理を、たくさんの人と囲んで食べた方が料理がより美味しくなる」
という意識があるから。
確かに中華料理は、大皿の様々な料理が、たくさん並んでいるイメージですよね。
料理はたくさんを意識しますが、中国人は食事に誰でも誘うことはしません。
むしろ、あまり知らない人との食事は、嫌がる傾向があります。
そこには中国人の「極力親しい人としか、付き合いたくない」という考え方があるからなんです。
なので…デート中だったとしても、家族に呼ばれたら、家族と食事をすることを優先にします。
日本人からすると、かなり驚きの習慣ですよね。
中国人と食事に行った時の、私の大失態。
私の失敗なのですが、中国人に「中国語勉強している友人を紹介したいので、一緒に連れて行って良いですか」
軽い気持ちで、聞いたことがありました。
「あなたは、何考えているのですか」
中国の友人に、怒られてしまいました。
「どうして、知らない人を連れてくるのか」
中国人の性格は、日本人と比べて、YESかNOがはっきりしています。
「中途半端なつながりの人とまで、食事する必要ありますか」とはっきり言われました。
日本人だと「いいですよ、ぜひ一緒に」なんて言葉が返ってくるような気がしますが。
中国人は「本当に親しい相手とだけ関わっていれば、人生は幸せです」という考え方が、根本的にあるのが、よく理解出来た出来事でした。
★中国では余計な人間関係は、出来るだけ持たないようにする考え方があり、そこに中国の人口の多さの表れがある。
逆に、中国人と親しくなると、とっても大切に扱ってくれます。
悩み事や困ったことは、一生懸命フォローしてくれますし、まるで家族のような扱いをします。
中国人は、割り勘はしない。
中国人は、日頃本当に親しい人と食事をするため、どちらかがご馳走する、おごるという習慣があります。
「今日は、私があなたにご馳走します」
日頃の感謝を込めて、お互いが奢り合うことが多いです。
なので、もし中国人にご馳走になったのなら、次はご馳走し返すことが、中国でのマナーになります。
割り勘は、あまり親しい人と食事をした時などはするかもしれませんが、基本はどちらかが、おごります。
まとめ
★中国は人口が多い分、「自分や自分の家族を守るためには、そんなに親しくもない人間と関わる余裕はない」
★中国人は、逆に親しい人には、家族のように尽くしてくれる。
★中国人は、食事の時は割り勘ではなく、どちらかがご馳走して日頃の感謝を伝える。
★中国人に、ご馳走してもらったら、次はご馳走し返すのが中国の習慣。
中国人と親しくなると、「ここまでしなくてもいいのに…」ぐらいの愛情を持って、誠心誠意の気持ちで接してきます。
中国人に食事に誘われるということは、あなた自身が、中国人に認められた証拠です。
その時は、喜んで食事に行きましょう。
私もこの経験を通して、中国人は人間関係においても、はっきりしていることが分かりました。
中国は人口の多さが半端ないため、日本人とはかなり習慣や考え方が違いますね(^^)/
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