日本語教師の給料は安いって、一度は聞いたことがあるかと思います。
私も日本語教師を目指す前から、聞いたことありました。
日本語教師養成講座420時間を1年かけて、ようやっと卒業して、
「給料が安い」
「何で」
日本語授業の教案作り、結構大変だったのに。
日本語教師の給料が安い理由が分かりませんでした。
今回は、私がオンライン日本語教師デビューして、なぜ給料が安いか気付いたことを書いています。
これから日本語教師になる方、今、日本語教師の資格取得を目指している方はぜひとも理解しておいて欲しい内容です。
日本語を学びたい人が、貧困層の国が多い。
日本語を学んで、日本で就職して高い給料を稼ぎたい人が日本語を学ぶ場合が多い。
ベトナムやフィリピン、ネパールなどが最近は日本語学習者として増加傾向にあります。
日本より物価が安く、貨幣価値が低い地域。
発展途上の国のことを指します。
日本語教師の模擬授業でも、ベトナム人が多かったんです。
先進国で仕事をして、少しでも裕福になりたい希望を持って日本語を勉強しているという印象です。
日本語教師の給料が安い、原因の根本的な理由はそこにあります。
学習者から聞いた、日本語を学びたい理由。
その時の日本語授業の学習者の方は、ベトナム人でした。
「実家が貧しいため、日本語を学び日本で就職して、実家に仕送りをしたい」
これが日本語を学ぶ理由でした。
なので彼女はもちろんお金がないので、私が設定した授業で一番安いプランを選択したと話してくれました。
ボランティア精神で、10分多めに授業を延ばしました。
ベトナムには、自分のような人が、たくさんいますとのこと。
その時に、日本語教師の給料の安さが分かりました。
日本語学校の生徒数は、安定しない現実。
日本語学校の入学者がまず安定的に入学して来ないし、バラつきがある現状があります。
外国人の入国が多い時はとても多いけど、外国人の入国者が少ない時もあるため、非常勤講師の採用が7割を占めているんです。
生徒数が少ない場合は、日本語教師として無休で待機させられる場合も。
なので常勤講師になれる人は、本当に限られた人になります。
私はこの現状を知った時点で、日本語学校で仕事の視点はゼロになりました。
日本語は、実はマイナーな言語。
そうなんです。
私たちが普段話している日本語は、世界的にみて、とてもマイナーな言語。
日本人の人口は世界が76億人の中のわずか1億人弱。
ということは、世界規模で見てみると、日本語を話す人は76人に1人ということになります。
こうしてみると、日本語のマイナーさが分かりますよね。
まとめ
日本は、先進国です。
豊かな私たちが、趣味で英会話を学ぶのとは語学を学ぶ意味が全然違います。
そういうイメージを持ったほうがいいでしょう。
日本語教師の給料が安い理由が、理解できたのではないかと思います。
稼ぎたい人には、向いていない仕事です。
日本語教師の仕事が本当に好きで、副業として働くことを私はおススメします。
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